時刻は朝7時。 ナビをセットすると、目的地である草津温泉までは約4時間半の道のり。
もちろん、長距離ドライブの運転手は私のお役目だ。
眠い目を擦りながらも、久々の家族旅行に私のテンションは爆上げだった。事前にルート上の立ち寄りやすいインターやサービスエリアもしっかりリサーチ済みだ。道中の小布施PAで、名物の栗ソフトクリームを家族で食べるシミュレーションまで完璧にできている。
準備は万端。いざ出発!
長距離ドライブを乗り切るため、車内のBGMには抜かりがない。 9歳下の妻には少し申し訳ないが、私のテンションを最高潮に保つため、今回はMr.Children、スピッツ、GLAYという「俺の青春ソング」のプレイリストを準備していた。
高速道路に乗り、Mr.Childrenの『Atomic Heart』のアルバムから軽快なイントロの「innocent world」が流れ出す。
「よし、今日も一日楽しむぞ!」
心の中で熱唱し、気合いを入れてバックミラーをチラリと覗き込んだ。
……そこには、口を開けて完全に爆睡している妻と娘の姿があった。
車を走り出して、わずか30分。 賑やかになるはずだった結婚5周年の家族旅行は、一気に私の一人旅になった。
最初の目的地である小布施PAに着いたのは、出発してから約2時間半後。
私の車内一人カラオケは、『深海』(1996年)、『BOLERO』(1997年)と名盤を順番に終え、BGMは『DISCOVERY』(1999年)に突入していた。ちょうど「ニシエヒガシエ」が終盤に差し掛かった頃だ。喉も痛くなってきた。
我々は草津を目指して「キタヘキタヘ」向かっていたのだが…… 振り返ると、二人はまだ寝ていた。
どこまで私を孤独にさせるのか、我が家族は……。
車を停め、少しだけ恨めしい気持ちを込めて後部座席に声をかけた。
私「着いたよー、栗ソフトクリームだよ〜」
妻「ん〜ん、もう着いた? ソフトクリームだって、起きよう!」
チョージョ「ねむぃ、、、でもソフトクリーム食べる」
全てのパパの皆さん、長距離運転本当にお疲れ様です。
そして、ソフトクリーム、ありがとう。
喜んでお買い上げします。



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